コンクリートは硬化すると縮み、圧縮力には強いのですが引っ張る力に対する抵抗力が弱いので、引っ張る力に強く圧縮力に弱い鉄筋を中に入れる事によりお互いの欠点を補い強度を高めることができます。
今回は鉄筋を2重で組んでいきます。
最終的には見えなくなる所なので貴重な写真です。
鉄筋詳細写真
鉄筋が組み上がると次にコンクリートを流し込むための型枠を作ります。この後鉄筋が正常に組まれているかを見る検査を行います。型枠を作る前に検査を行う時もあります。型枠はコンクリートがもれないようにしっかり作ります。
型枠詳細写真
コンクリートを流し込みました。
コンクリートはアルカリ性です。これが何らかの事由により中性化してしまうと内部に水が出て鉄筋が腐食や膨張をして剥離したりします。マンションなどは中性化診断なんかも定期的に行ってたりします。
なんて言いつつ、固まるまでしばらく待ちましょう
十分に待った後型枠を外し、今度は立ち上り部分の型枠を作ります。立ち上り部分の鉄筋は2重ではありません。立ち上り部分には土台等が載るのでボルト等が必要になるので突き刺して固めます。
型枠は場所によって補強したりします。
立上り部分の型枠をした後コンクリートを流し込み、上にシートをかけて数日放置します。これはコンクリートが急激に冷却すると強度が落ちるので、それを防ぐ為だそうです。
コンクリートが固まるまでにアンカーボルトを挿しておきますコンクリートを流す前に吊るしておく時もあります。
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